Career Message-03
洞察力を働かせて、
子どもたちの心の拠り所になろう。
安心できる、頼りになる、
家族のような存在になろう。

母子生活支援施設 少年指導員
  リンゴ(仮名)

100組の母子がいれば、100通りの母子の暮らしが、そこにあります。だからこそ私たちはそれぞれの母子の想いにそっと寄り添い、それぞれの暮らしのサポートをきめ細かく行う。そんなスタンスで日々仕事をしています。

大切なのは、日々の些細な変化に気づく心配りと、的確な声がけやサポート。そういう意味で、私は常に「洞察力」を最大限に働かせるようにしています。いわば母子とっての「心の拠り所」になることを絶えず肝に銘じています。

母子生活支援の仕事は「こころ」を砕くことだと思っています。それは自分の「こころ」を鍛えて、磨くことにもつながるとも解釈しています。現にこの仕事を始めてから、母子と向き合う日々の中で重ねてきた「心の交流エピソード」を通じて、少しは人間的に成長できたかな、と感じています。だからこれからも「こころ」がもっともっと豊かになる、そんな働き方、生き方をしていければ、と考えています。

母子の暮らしを支え、そして将来に向けての
自立の支援もする仕事に魅力を感じて。

Q.なぜ半田同胞園を働く場として選びましたか?

保育を学んでいた学生時代に、母子生活支援施設の存在を知りました。保育士になる道もありましたが、子どもたちをケアしながら、母子の暮らしも支え、そして将来に向けての自立の支援もする仕事に魅力を感じ、この道を選びました。

Q.現在の仕事は?

少年指導員の立場で、特に子どもたちをケアすることです。日々の些細な変化に気づく心配りと、的確な声がけやサポートを行っています。また、季節ごとの行事の企画と実行も私の役割の一つ。行事は、気持ちを解き放って思い切り楽しむ特別な機会にしたいので、毎回、子どもたちの弾ける笑顔を思い浮かべながら、「母と子の最高の思い出づくり」のためのプランを本気で練っています。

子どもたちの成長に微力ながらも関わっている
手応えこそが、この仕事のやりがい。

Q.仕事のやりがいは?

子どもたちの純粋な笑顔を見る度に、嬉しくなります。また、出来なかったことが出来るようになるなど、子どもたちの成長を垣間見る瞬間があり、その成長に微力ながらも関わっている手応えに、この仕事のやりがいを感じます。

Q.仕事を通じての感動エピソードがあったら教えてください。

ずっと自分の想いを口にすることが苦手な子がいて、日々些細な変化に気づく度に声がけして、話を聞いているうちに少しずつ心を開いてくれて。そしてある日「いつもありがとう。先生になら何でも話せるよ」と言ってくれた、あの瞬間の感動は忘れられません。

Q.働く場としての魅力は何ですか?

職員間のコミュニケーションが活発で、意見を言いやすく、また、良い意見やアイデアなら、すぐに反映される、その風通しの良さが魅力です。その風通しの良さもあって、「ここの暮らしが大好き!先生たちも好き!」と言ってくれる子どもたちもいて、それが何よりの働きがいになっています。

母子との関わりのエピソードやストーリーを
いくつも積み重ねていきたい。

Q.あなたならではの仕事ポリシーや仕事スタイルがあったら、教えてください。

子どもたち一人ひとりと信頼関係を築き、深めることができるよう、毎日積極的に関わりを持つようにしています。ここで暮らしている母子にとって、安心できる、頼りになる、家族のような存在になれたら、と考えています。

Q.今後の目標は?

この施設や母子のためになる「自分にできる仕事」を一つひとつ着実に増やしていくことです。自分自身も日々楽しんで仕事と向き合い、児童心理学などの専門領域も学びながら、子どもたちの気持ちに寄り添い、それぞれの母子の未来を一緒に思い描いていきたい。そして自らの経験値も積み上げながら、母子との関わりのエピソードやストーリーをいくつも積み重ねていきたいと思っています。