①年齢別の食育計画を立て、「食事形態」「食事方法」「食に対する意欲」「言葉」「清潔」というカテゴリーごとに、きめ細かい目標を決めて、実施しています。
②日々の給食においては「旬の食材」を使い、その食材についての知識を伝えることも含めて、旬の美味しさを楽しめる工夫を行っています。
③旬の野菜づくりを、畑作り、種まき、苗植えから手掛け、その後の栽培から収穫までを行う中で、「自然の恵み」の有り難さを、実体験を通じて教えます。
④正月、節分、花見、節句、七夕、彼岸、月見、七五三など「食事に関わる行事」「季節の献立」なども踏まえて、日本ならではの伝統を「食」を通じて伝えています。
⑤「食育」にまつわる絵本や紙芝居などの教材を使って、「見て、聞いて、学ぶ」ことを実施。子どもたちの「食」への興味と意識を育みます。
⑥「いただきます」「ごちそうさま」食前・食後の挨拶、手洗い・箸の持ち方・食べ方・歯磨きなどの食事マナーを伝えます。
⑦「歌と手あそび」を、月替りで実施。大きな声で歌って、手を動かしながら、様々な「食育テーマ」が遊び感覚で自然に身につくプログラムです。
⑧日々の暮らしの中でも「食育」を心がけることができるよう、保護者の方々にも定期的に給食だより「いただきます」を発行しています。
給食室からのメッセージ
給食室でも様々な「食育」に関わる取り組みをしています。例えば旬の食材を取り入れたり、安心・安全な食材にこだわったり、小麦製品を減らして米粉を使ったり、アレルギー食品をなるべく控えたり、月齢によって調理法や大きさや固さを変えたり・・・等々。また、季節ごとの行事に合わせた献立にしたり、子どもたちが畑で栽培した野菜を調理したり、思わず食べるのが楽しくなる盛り付けにしたり・・・等々。専門家のアドバイスや自分たちの学びや工夫をもとに「食育へのトライ」を積極的に行っています。
私たちが何より嬉しいのは、子どもたちからの「おいしい!」「ごちそうさま!」というシンプルな言葉。子どもたちの無邪気で純粋な表情にも癒され、いつもパワーをもらっています。これからも「食育」について引き続き学びながら、調理員としてできることを、一つひとつ実践していこうと考えています。
例えば保護者を交えての「食育テーマ」の料理教室を開催したり、独自の料理レシピをホームページで発信したり、子どもたちと一緒に自家栽培野菜を使ったクッキングに挑戦したり・・・等々。ここ給食室から「子供たちの健やかな成長と、その先の未来」を想いながら、次々と新しい食育チャレンジをしていきます。